磯野建設工業株式会社

仕事紹介

堀田博利

仕事紹介/堀田博利

より質の高い足場を組む。
それが、職長の使命。

当然のことですが、現場仕事は一人ではできません。全体の工事を監督する人やとび職人の力を借り、全員で作り上げていきます。その全体を管理する現場の責任者が、職長という立場。この仕事の中で、現場の出来を大きく左右するのが、“どの職人を選ぶのか”。段取りが良い班、スピードなら抜群の班、とにかく丁寧な班など、複数の班の中で、案件によってどこに仕事を依頼するかを考えます。完成した足場は、外見に大きな違いはありませんが、良し悪しはもちろんあります。作業する職人が乗った時、揺れずに安心して仕事ができるか。隣地と距離がないところでも作業がしやすいか。現場で働くプロに認められる足場を組むことが大切なんです。そのためには、現場で職人を厳しく管理しますし、時には苦言も言います。本当にいい足場を組むためには嫌われ者になっても仕方ないと思っています。

完成すれば、足場はなくなる。
でも、達成感はずっと残る

例年いただくお仕事の中で、一番やりがいが大きいものが、豊橋祇園祭の花火の桟敷の足場。花火を見るための足場を、豊川の河川敷に何百mにもわたって組みます。弊社は全体の半分ほどの足場を担当。たくさんの観客が乗るものなので、その重さに耐えられる十分な強度が必要です。現場の職人に状況を確認しながら、しっかり足場が組まれているかを細部まで確認します。完成までにかかる期間は、実に1ヶ月近く。花火大会当日になると、こうして苦労して築いた桟敷の上で、超満員の観客がみんな笑顔で花火を見ている。その光景を見た時の達成感は、言葉では表現しきれませんね。私たちの仕事の成果は、いつまでも残るものではありません。足場は工事が終われば解体され、なくなってしまいます。でも、「この現場は、自分たちが足場を組んだんだ」という達成感は、心の中にいつまでも残るんです。

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